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猫の アレルゲン とは?どう対応すればいい?

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アレルゲン にどう対処する?

 
アレルゲンを除去するのが一番です。ノミアレルギーならノミ対策を行い、接触性皮膚炎のアレルゲンが分かっていれば、接触を避けます。
 
しかし、アレルゲンが判明しない場合には、ステロイド製剤などで治療します。食物アレルギーの場合も同様で、アレルゲンが分かっていれば与えなければいいのですが、分からない場合はアレルギー疾患用のペットフードに切り替えるのも一つの方法です。
 
アトピー性皮膚炎も同様にアレルゲンが分からなければ対症療法になります。かゆみに対しては抗ヒスタミン剤や免疫抑制剤などを用いたりします。
 
アレルギー体質の動物は一つのアレルゲンが判明しても、他の物にもアレルギー反応を起こすことも考えられるので、アレルゲンとなり得るものは除去しておくのが得策です。例えばハウスダストを可能な限り除去するためにこまめに掃除をし、生活環境を清潔に保ちましょう。また、花粉症になる個体もいますので、空気清浄機などでアレルゲン対策をするのもいいでしょう。
 
 

まとめ

 
全ての猫に共通するアレルゲンはありません。何がアレルゲンになっているのかは個体によって様々です。アレルギー性の疾患だと判明した場合には、できるかぎりアレルゲンを特定しましょう。これによって症状を軽減させてあげることができます。アレルゲンは生活の中にあります。それを発見し除去するには獣医師だけでは無理があります。
 
どのような環境でどのように生活をしているかを知っている飼い主さんがとても大きなカギとなります。獣医師と連携を取り、根気強く治療を続けいきましょう。
 
といっても、アレルゲンを特定出来なくても対症療法で改善がみられることがあります。病状 が改善し、再発を防止できているならそれほど神経質になる必要もないでしょう。ただ、ネコのアレルギーは皮膚に症状が現れることが多いです。痒がっていたり、ブツブツが出来ていたりしたら、放っておかず病院に連れて行きましょう。皮膚のほかにも下痢やおう吐などの消化器症状を示すこともあります。いつもと違うと思ったら何でも獣医師に相談することが得策です。
 
 
<執筆者プロフィール>
碧井 香 (あおい こう)
獣医師・獣医学博士。
現在はフリーライターなど多岐に活動。
麻布大学獣医学部卒業 獣医師免許取得、某アニマルクリニックに勤務しながら、同大学院にて獣医学博士号取得、独立行政法人某研究所勤務、アメリカの研究機関勤務を経て今に至る。

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