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猫の アレルゲン とは?どう対応すればいい?

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猫のアレルゲンにはどんなものがある?

 
代表的なものにノミがあります。ノミアレルギー皮膚炎はノミの唾液中の成分に対する過敏症だと言われています。
接触性皮膚炎はアレルゲンとの接触により起こる過敏症で、何がアレルゲンになっているかは個体により様々です。カーペットやプラスチック、塗り薬に含まれる抗生物質などが報告されています。
 
食物アレルギーはアレルゲンの摂取により起こります。ペットフードに含まれる添加物や牛乳、牛肉、小麦、大豆、魚肉、トウモロコシなどが代表的ですが、何がアレルゲンかについては個体によりますので、これ以外にも無限に考えられます。
 
アトピー性皮膚炎もアレルギー性疾患の一つです。原因は呼吸時にアレルゲンを吸引すること、皮膚からアレルゲンが侵入する可能性などいくつか考えられていますが、正確なことはこれからさらに解明されていくでしょう。
 
 

アレルゲン を特定する方法とは?

 
ノミアレルギーの場合には、その症状の特徴から判断することが出来ます。背筋に沿って首や腰に粟粒性(細かいぶつぶつ)の皮膚炎が見られます。ノミの発生する季節に症状が発生します。
接触性皮膚炎の場合には、アレルゲンを特定するのは困難です。除外試験という方法がありますが、これは一度症状を改善させた後、疑わしいものと接触させて症状が現れるかを観察するものです。しかし、時間と手間がかかるので実施が難しいのが現状です。
 
食物アレルギーの場合には季節によって症状の強弱がないこと、目やのまわり、腋の下、内股などの部位に症状が発生するのが特徴です。
アレルゲンの特定は、除去食試験が有効です。食べたことのない食餌数週間与えます。アレルゲンと疑われる食べ物を与えて症状が出るかを見ます。ただ、食べたことのないものを食べないネコもいるので、この方法が実施できるかどうかは個体によります。実施できない場合には特定に至ることが困難です。
 
アトピー性皮膚炎はアレルゲンを皮内に注射して皮膚の反応を見る皮内反応や血中IgEを測定する方法があります。しかし、食物アレルギーを併発していたり、特定が困難な場合が多くあります。

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